お祝いのお返しは、バームクーヘン!
アラフィフ男の私は、29歳の時に結婚をして現在、奥さん+子供4人&猫3匹の賑やかな家族を持ちました。子供が生まれたり・入学したり・卒業したりと、お祝い事の行事は日常茶飯事になっていました。
母親の再婚もあり、複雑な親戚構成が作られ叔父・叔母の正確な人数が把握できていません。その複雑な親戚構成を作った原因の母親は「おしゃべりである」!別に黙っておけばいいのに、孫の○○が産まれたとか私の知らない親戚にもおしゃべりをします。
正直・結婚式とか数回しか会った事がない親戚から、○○ちゃんのお祝いをと(お金)突然もらう時(送られて)が多々あります。
本当に失礼な話だが、私はお祝いを頂いた方の顔が分からないことの方が多いのです。先日も、4女が生まれて半年程経ったが、ウチの母親の「おしゃべり」が原因で奈良から突然、よくあるお祝いが届きました。
名前はギリギリ覚えているけど、正直誰だか分からない!ウチの母親に連絡を取り、お祝いをもらった事を報告!代わりにお礼の連絡を入れるようにお願いをします。お返しは私が手配をする様にしています。
お祝いを貰うのは嬉しいんですが、お返しするのが面倒く感じるタイプの人間なんです!30台前半は、返礼品は何にしようか迷っていた時期がありました!(それもストレスでした)毎回変えた方がいいのか、カタログギフトの方がいいのか?私は、ある時を境にお祝いの返礼品はバームクーヘンにだけにしました。
バームクーヘンの味!?
きっかけは、東京の新宿で30台半ばで研修を受けた帰りにです。時間に余裕があったので、某有名デパートに同僚と帰りに立ち寄りました。その中には女性の同僚もいて、グルメな方でした。女性同僚が私に教えてくれました。「ここのデパ地下で売っているバームクーヘンは美味しくて有名なんですよ。お土産に買って帰れば奥さんや子供が喜びますよ!」
私は思いました。バームクーヘンなんて相当食べてないな、いや逆に食べたいと思わない・・・私が食べたバームクーヘンの記憶は、とにかく口の中の水分を全部持っていかれるパサパサな食べ物だと認識していた。どこかで茶菓子で出されれば食べるけど、無理して買うものではないと思っていました。
でも、せっかく同僚が好意でおすすめしてくれたので、無下にして他の物を買う勇気も無かったので、おすすめの「バームクーヘン」をお土産に買って帰りました。当日や泊まりの出張=家族にお土産は基本でした。(お金がない時は、当日の出張は会社にいくふりして黙って帰ってます)
バームクーヘンが美味しかった!
家に帰り、奥さん子供達にバームクーヘンを渡しました。私の家族は、なんでも喜んでくれるので、買ってきた方は気分がいいものです。ホールタイプを購入したので奥さんが切り分けて早速食べてみました。
そしたら、バームクーヘンなのに美味しかったんです!
バームクーヘンを買ったのに美味しかった・・・!私が食べていない、10年近くで美味しさが凄まじく進化していたんです。一番苦手としていたあのパサパサ感が消えて程よくしっとりしている。甘さも絶妙で周りには少し砂糖でコーティングされていた。
バームクーヘンじゃないじゃん!でも、バームクーヘンじゃん・・・
次の研修先は静岡県の浜松でした。そこにも有名なバームクーヘンが売っていた!そのバームクーヘンも私が知っているバームクーヘンじゃなかった・・・美味しかった、とても美味しかった・・・
「バームクーヘン」所詮「バームクーヘンだろ!」旨からずまずからず、その絶妙な範囲が私の中の、バームクーヘンに対するグローバルスタンダードだったんです。その基準が崩壊し始めました・・・
一番身近なコンビニならば、私の知っているバームクーヘンだろうと考え、コンビニでバームクーヘンを購入してみた。とにかく、私の中の基準(グローバルスタンダード)あのパサパサ感の旨からずまずからずの絶妙な味を食べて安心しようと思いました。
コンビニのバームクーヘンも美味かった!
それから私は、暫くバームクーヘンにハマりました。有名所は出張先で大体手に入れました。運よく関西方面の出張もあり上手い具合に手に入れる事ができた!東京のデパ地下では有名店が3店舗ほど凌ぎを削っている激戦区もコンプリートしてバームクーヘンに完全に目覚めたのです。
バームクーヘンの真相に近づいた!
バームクーヘンにハマり暫くしての事、シャト○ーゼという近所のお店に、友人の家に行く時の手土産を買いに行った時です。
とうとう、気付いたんです!
店舗を見回していたら、でかいバームクーヘンがショーケースに置いてありました。お祝い事や返礼品へと書いてある!?
なんで?と思いました。
でも、子供の頃食べてたバームクーヘンも大概誰かから貰ったものだなと・・・何かあるなと思いバームクーヘンの事を調べてみました!散々美味しいのバームクーヘンを食べてからです。中のお品書き的な読み物を読んでいたら、もっと早く気付いていたかもしれません。
バームクーヘンは縁起物だった・・・
バームクーヘンの由来
バウムクーヘン(ドイツ語: Baumkuchenバウム(木)+クーヘン(ケーキの意)は、中心にドーナツ状の穴があり断面に樹木の年輪のような同心円状の模様が浮き出たドイツのケーキである。年輪を綺麗に仕上げるには卓越した技術が必要であり、仕上がり具合で職人のレベルがわかるハイレベルなケーキだ。
日本人にとっては大正・昭和初期から知られドイツを象徴する菓子のひとつと見なされているが、実際のドイツでは珍しい種類の菓子であり日本ほど一般的ではない。
本場ではポピュラーではないとは、不思議な話だ!
消費量世界一
なんてデータもあるぐらい、日本人はバームクーヘンを愛しているらしい。私は新参者だがその仲間入りをさせて頂いている。
「バームクーヘン」と表記されることもあるが、「バウムクーヘン」と表記するほうがドイツ語の発音に近いらしい。
だが、私の呼び方は変わらない。「バームクーヘン」はバームクーヘンである。
樹木の年輪が贈り物に選べれる!
卓越した職人が作り出した、樹木の年輪のような見た目が、縁起の良いイメージと繋がると大正時代の日本人が思ったのだろう。
樹木の年輪は、長い長い年月を経てつくられていくもの。数百年かけて形づくられる樹木の年輪は、長寿や力強さ(繁栄)などの象徴的な意味を持つと考えられているそうです。
日本では、巨木は信仰の対象とされていていますよね!最近的な言葉で言うとパワースポットですよね。バームクーヘン=パワースポットなのか!?
贈り物の一例として
- 結婚式の引き出物(2人で歳を重ねてね)
- 入学式・出産祝い(しっかり成長してね)
- 敬老の日にお年寄りに(長寿を願って)
長寿や繁栄=末長いお付き合いと言う意味合いで御祝品として昔から選ばれていたんです!それに気づくのが、少し遅かったのが反省です。
そんな贈り物として重宝するバームクーヘンも病人の方に送るのはマナーとしてNGなので注意して下さい。
病気と長く付き合えと、そんな意味合いにとらわれかねません!もし、どうしても送る相手が致し方なく嫌いな場合には、お菓子セットの一つとして・・・
スミマセン。不適切な使用方法を推奨してしまって!
バームクーヘンは30台半ばで、お返しに悩んでいた自分を助けてくれた最高のお菓子・贈り物の一つです!特に、近しい親戚に何度も送る時には種類を変えて贈るようにしています。
要するに、勝負バームクーヘンを何種類かリストUPしているんです!
贈る相手に毎回同じだと、つまらない奴だと思われるのも嫌なので変えるように心がけています。カスタマーサービスに溢れた私の心遣いです。
アラフィフ男な私の世代ならば、一度はあのパサパサのバームクーヘンを食べた事があると思います!逆に、あの頃のパサパサのバームクーヘンしかまだ知らない方は、近くのコンビニで構いませんのでバームクーヘンを買って食べてみて下さい。
おすすめのバームクーヘンがありましたら、是非教えて下さい。